原産地は東南アジアで、日本には縄文時代に伝わっていたと言われています。じゃが芋やさつまいもより歴史が古く、江戸時代まで「芋」といえば里芋のことを指していました。里芋は、親芋と小芋、孫芋で構成されており、スーパーなどで一般的によく見かける里芋のほとんどは小芋と孫芋です。親芋の部分は、緑色で太い根のような、ネギに似た形をしています。親芋はあまり市場には出回らない部位ですが、小芋や孫芋のように食べることができます。このように親、子、孫と例えられることから、子孫繁栄の縁起物として正月料理などに使用されます。 里芋は芋類の中でもカロリーが低く、その上ほかの芋類のように満腹感が得られるのでダイエットに向いている食材です。その他にも、便秘改善、美肌効果、老化防止、むくみ予防など女性には嬉しい効果たくさんあります。 里芋には、土垂(どだれ)、はすいも、セレベス、石川早生、京芋、海老芋、八つ頭など様々な種類があります。里芋特有のねばりがあるものや、しっかりとした肉質でぬめりが少ないものなど、種類によって味や食感も様々なので、ぜひ食べ比べてみてください。
表面に傷がなく、ふっくらと丸みがあるものを選びましょう。また、持った時に重みがあり、固いものを選ぶと良いです。軽いものや、ヒビが入っているもの、カビ臭いものは避けましょう。
泥付きの状態で、乾燥しないよう新聞紙やキッチンペーパーで包み、風通しの良い冷暗所で保存します。冷蔵庫で保存をすると低温障害を起こしてしまいます。また、洗ったり、土を落としてしまったりすると、乾燥して傷みやすくなるので注意しましょう。
里芋は、イモ類の中でもカロリーと糖質が低く、ダイエットに適した食材といわれています。
ぬめり成分は水溶性食物繊維であり、血糖値や血中コレステロール上昇を抑える効果や整腸作用があるとされています。
また、むくみ解消や高血圧の改善に効果があるとされるカリウムなども多く含まれています。