みずみずしくシャキシャキとした食感が特徴のセロリは、江戸時代に日本へ持ち込まれた外来の野菜です。特有の強い香りは好き嫌いが分かれますが、心を落ち着かせる鎮静作用や頭痛を回復させる効果があり、西洋では古くから薬用として使用されていました。また、この香りは肉や魚などの臭いを消す効果があり、西洋料理では香味野菜として欠かせない野菜です。薄く皮を向いて筋を取り、サラダや生のまま食べるのが一般的ですが、スープや煮込み料理、炒め物などにも向いています。特に肉類と相性が良く、セロリの精油成分が口の中をサッパリさせる効果があるので、つけ合わせに最適です。
全体的にハリとツヤがあるもの、茎が太く肉厚で、葉はシャキッとしていて緑色が濃いものを選びましょう。
葉が茎の水分や養分を吸い上げてしまうので、購入後は葉と茎の間の節で切ります。
それぞれを新聞紙で包みポリ袋等に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。茎は立てて保存すると長持ちします。
βカロテン、ビタミンB1、B2、C、カリウム、カルシウム、食物繊維などが豊富に含まれています。茎より葉の方がビタミン、ミネラルなどの栄養が多いので、ぜひ捨てずに使い切りましょう。