かぼちゃは大きく分けて「日本かぼちゃ(東洋かぼちゃ)」「西洋かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」の3種類があります。「日本かぼちゃ」は水分が多く粘り気があり、煮崩れしにくいのが特徴です。「西洋かぼちゃ」は甘味が強く粉質で、加熱するとホクホクした食感です。「ペポかぼちゃ」は淡白な味わいで、金糸瓜やズッキーニなどがあります。 今回ご紹介するきぬ名栗南瓜は、西洋かぼちゃの一種です。茨城県結城市のブランド南瓜で、絹ごし豆腐のように滑らかな食感であることから、その名前がつきました。ホクホクと栗のような食感で甘味が強いのが特徴です。熟成が進むと豊富なデンプン質が糖質に変化するので、さらに甘味が強くなります。調理をする際は、薄めの味付けにして、きぬ名栗南瓜本来の甘さを活かした食べ方がオススメです。南瓜に含まれるβカロテンや食物繊維は中身よりも皮の部分に多く含まれているので、出来るだけ一緒に調理するのが良いでしょう。
皮の表面にツヤがあるもの、持った時にずっしりと重い物を選びます。また、軸が太く、軸の周りがへこんでいるもの、左右対称に丸くなっているものを選びましょう。
カットされているものは、肉厚で、種がしっかり膨らんでいるものを選ぶと良いです。
丸のまま保存する場合は、涼しくて風通しの良い所に置いておくと約2ヶ月持ちます。
カットしたものは中のワタの部分から傷み始めるので、ワタと種を取り除いた後にラップでピッタリと包み、冷蔵庫で保存します。
南瓜は豊富な栄養素をバランスよく含んだ野菜です。特にβカロテンを多く含んでおり、粘膜や皮膚の抵抗力を高め、生活習慣病やガン予防に効果があると言われています。また、西洋かぼちゃである「きぬ名栗南瓜」は抗酸化ビタミンのビタミンCやビタミンEも豊富に含まれており、アンチエイジングに効果があります。