独特の苦みとシャキシャキとした食感が魅力の夏野菜「ゴーヤ」。
熱帯アジア原産の野菜で、日本では沖縄県や九州で栽培されています。
「ゴーヤ」や「ゴーヤー」は沖縄県の方言で、「にがうり」や「ツルレイシ」とも呼ばれています。
また、ゴーヤはその鮮やかな色味から緑黄色野菜と思われがちですが、実は淡色野菜です。
緑黄色野菜は、100gあたりにβカロテンを600μg以上含むという基準があり、ゴーヤはその基準を満たしていないため、淡色野菜に分類されます。
通常、食用のゴーヤは完熟前の未熟果のうちに収穫されます。
ゴーヤに限ったことではありませんが、多くの青果が完熟前は苦いのは、種が充分に熟す前に動物たちに食べられないようにするためといわれています。
【苦みがお好きな方】
①大ぶりで、実がずっしりとしたもの
②イボが細かいもの
【苦みが苦手な方】
①緑色がうすいもの
②イボが大きいもの
①ゴーヤを縦半分に切って、ワタと種をスプーンで取り除きます。
②切り口にキッチンペーパーをかぶせ、ラップで全体をしっかりと包みます。
③野菜室で保存します。
※ゴーヤはワタと種から傷みはじめるので、保存する場合は必ずワタと種を取り除いてから保存してください。
①ゴーヤを薄くスライスする。
苦みが苦手な方は2〜3mm、平気な方は5〜6mmが目安。
②鍋に水1.5Lと塩大さじ1を入れて沸かす。
③ゴーヤを入れて1分茹でる。
苦み成分は水溶性のため、水に溶けます。
④1分たったらザルにあげて、水を切ります。
その後、お好みの料理にご使用ください。
※以前は中のワタが苦いといわれていましたが、実際はワタに苦みはありません。
独特な苦味が特徴のゴーヤ。苦味が苦手…という方も安心!
苦くないゴーヤの選び方やゴーヤの苦味を抑えるレシピについて説明します。
➡You Tubeはこちらより
ゴーヤの苦み成分である「モモルデシン」には食欲を増進させる効果があるとされており、夏バテ予防につながるといわれています。
また、野菜の中でもビタミンCが多く、紫外線の強い時期に嬉しい食材です。
通常ビタミンCは加熱すると壊れてしまいますが、ゴーヤのビタミンCは加熱調理しても壊れにくいのもポイントです。
※ただし、茹でると栄養素が外に流れ出てしまうため、栄養を重視する際は、茹でずにお召し上がりいただくのがおすすめです。