果汁をたっぷりと含んだ、ジューシーでとろけるような果肉から、芳醇な香りと上品な甘みが広がる高級メロン「アールスメロン」。
網目模様は細やかで美しく、外見も優れた品種です。
アールスメロンは一般的に「マスクメロン」と呼ばれているメロンの品種名です。
マスクメロンは品種名ではありませんが、「Musk(ムスク)=麝香(じゃこう)」の香りに似ていることから、そのように呼ばれているといわれています。
通常1本の樹から複数個の果実を収穫しますが、アールスメロンは養分を1つの果実に集中させるため、1本の樹に1つだけ残して栽培します。
①網目が均一で、形が丸いもの
メロンは成長するにつれ、表面にひび割れが生じ、その傷を修復した痕が網目状になっていきます。
この網目が均一で美しいネットは、手間ひまをかけて栽培している証拠です。
②表面に傷がないもの
③持ち上げた際に重みがあるもの
メロンのおしり(ツルの反対側)を触った際に少し弾力があり、甘い香りがしてきたら食べごろです。
また、熟してくると、果皮の色がだんだん黄みがかった色に変化し、ツルがしおれ始めます。
メロンは収穫後、追熟することで果肉が徐々に柔らかくなり、舌ざわりが滑らかになります。
箱から出し常温の日が当たらない場所で追熟させてください。冷蔵庫に入れてしまうと追熟が進みません。
しっかりとした歯ごたえがお好みでしたらお早めに、果汁がしたたる完熟果肉がお好みでしたら、少し長めに保存してお召し上がりください。
熟してから、まるごと冷蔵保存する場合は約2~3日以内にお召し上がりください。
冷やしすぎると甘味を感じにくくなるので、2~3時間ほど冷やしてから食べると味と香りが引き立ちます。
おしりの部分が甘いので、ツル側からおしりに向かって食べると最後まで甘いメロンの風味を楽しめます。
【カット後のメロンの保存方法】
食べきれない場合は種を取り除き、切り口をしっかり覆うようにラップをしてから冷蔵保存してください。
【熟れすぎたメロンの食べ方】
熟れすぎたメロンは、果肉を切って冷凍庫へ入れるとシャーベット状になり、また変わった食感が楽しめます。
➀ヘタを切り落とします。
②縦半分に切ります。
③中心部分が最も甘いので、できるだけ種のみを取り除きます。
④さらに半分に切ります。
⑤さらに半分にカットし、1/8等分にします。
⑥手を切らないように注意して、皮と実の部分の境目を切ります。
⑦食べやすい大きさにブロック状に切ります。
⑦完成です。
メロンは、余分な塩分を排出し、むくみ解消に効果があるとされるカリウムが豊富です。
また、整腸作用があるとされる食物繊維や、抗酸化作用やコラーゲン生成に欠かせないビタミンCなども含まれています。