徳島県鳴門市の里浦地区で生産されています。この地域の土壌は、ミネラルを豊富に含んだ海砂畑なので、表面がなめらかな美味しい大根ができるそうです。里浦大根は、甘味があり、みずみずしいのが特徴です。また、通常の大根と比べて味が染み込みやすい特徴もあるので、煮込み料理にはもってこいの大根です。 大根は部位によって特徴が異なります。上部は堅くて甘味が強いので、サラダや和え物に最適です。中央部はみずみずしくて柔らかいので、おでんや煮物に、下部は繊維が多く辛味が強いので、すりおろして大根おろしとして使用するのがオススメです。
表面が滑らかで、全体的にハリとツヤがあるものを選びましょう。また、太くまっすぐ伸びていて、ずっしりと重いものを選ぶと良いです。葉付きのものを選ぶ際は、葉の緑色が鮮やかで萎れていないものを選びます。
葉が付いている場合は、葉が根の養分を吸い上げてしまうので、切って別々に保存します。乾燥しないよう、湿らせた新聞紙などで包み、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
大根の根の部分には、でんぷんの消化酵素であるジアスターゼが多く含まれており、消化を助け、腸の働きを整える効果があります。また、ビタミンCも豊富で、特に葉や皮の部分に多く含まれています。さらに葉の部分には、ビタミンB1、B2、カルシウム、ナトリウムなど栄養が豊富に含まれているので、捨てずに食べるのが良いでしょう。