強い甘味の中にほどよい酸味を含んだ、濃い味わいが魅力の沖縄県産マンゴー(アーウィン種)。
芳醇な香りをまとった滑らかな果肉を口にすると、とろけるような舌触り、そしてただ甘いだけではない甘味と酸味の絶妙な味わいが口いっぱいに広がります。
マンゴーの国内生産量一位を誇る沖縄県は、主に熱帯地域で栽培されているマンゴーの栽培に適した地域です。
沖縄県の温暖な気候と、海に囲まれたミネラル質の高い土壌が、しっかりと濃い味わいのマンゴーが育みます。
また、国内でのマンゴー栽培は、基本的にハウス内を加温機で温める加温栽培という方法がとられていますが、沖縄県では亜熱帯気候を生かして、無加温で栽培することが可能です。
そして、そのような恵まれた気象条件のもと、太陽の光をしっかりとあてて栽培することで、赤く色がのった甘い果実へと成長します。
ただし、光をあてすぎると日焼けして変色してしまうため、色がまわると果実ひとつひとつに袋をかけて熟成させることで、綺麗でおいしい果実へと仕上げていきます。
①マンゴーのヘタ周辺が盛り上がっている(ヘタが果肉で埋もれている)もの
②果皮表面にツヤがあり、シワのないもの
マンゴーの甘い香りがただよい、指先で押した際に柔らかく感じると食べごろです。
【追熟させる場合】
追熟させる場合は、新聞紙やペーパータオルで包んだ上からフルーツキャップ(緩衝材)をつけて、ポリ袋に入れてください。
その状態で、直射日光があたらない常温の場所で食べごろになるまで保存します。
【完熟したものを保存する場合】
マンゴーが完熟している場合は、ラップに包むなど外気が当たらない状態にし、フルーツキャップ(緩衝材)をつけたまま、野菜室で保存してください。
冷やしすぎると傷みやすくなります。
完熟マンゴーは果糖含有量が多いので、冷やして食べると甘さがより引き立ちます。
食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やしてお召し上がりください。
※すぐに召し上がられない場合は、保存方法の欄をご参照ください。
【Point】マンゴーは中心に平たい種があるので、果実を3枚におろすようにして、種を取り除きます。
①マンゴーを横に寝かし、種にそって上部を切り取ります。
※できるだけ実が厚くなるよう、種に軽く包丁の刃があたる程度でカットしていきましょう。
②裏返して、反対側も同様に種にそって包丁を入れます。
③切り分けた左右のマンゴーは、皮を切らないように注意し、さいの目状に切り込みを入れます。
④皮の部分を裏から押すように反り返らせます。
⑤完成です。
【You Tube】マンゴーの切り方はこちら
マンゴーには、美肌効果があるといわれているビタミンCやカロテン、皮膚や粘膜の健康維持に効果的とされるビタミンA、貧血予防に効果的とされている葉酸などが含まれています。