コクのある濃厚な甘みが魅力の、初夏の柑橘「カラマンダリン」と「南津海(なつみ)」。
どちらも強い甘みの中に程よい酸味を感じられ、コク深い味わいが特長です。爽やかなオレンジの香りと、たっぷりの果汁も楽しめます。
両品種とも、春から初夏にかけての収穫時期まで樹上でじっくりと熟成させるため、糖度が高まり、酸味が和らぎます。その結果、濃厚でコクのある甘さを持つ果実に育ちます。
温州みかんと大きさや形が似ており、手で簡単に皮をむけます。じょうのう(果肉を包む薄皮)も柔らかく、食べやすい柑橘です。皮に少しボコボコした凹凸があり、温州みかんとは異なり種があるのも特徴です。
南津海とカラマンダリンは、見た目や味にほとんど違いがないため、区別せずに出荷されることが多いです。
カラマンダリン
「温州みかん」に「キングマンダリン」を掛け合わせて生まれた品種。
「カラ」「カラオレンジ」とも呼ばれています。
南津海
「カラマンダリン」と「ポンカン」を掛け合わせて生まれた品種。
「初夏においしく食べられるみかん」から「なつみ」と名付けられたそうです。
①果皮全体がオレンジ色に色づき、ハリがあるもの
②手に持った時に、ずっしりと重いもの
③皮に締まりがあるもの
直射日光の当たらない、涼しくて風通しのいい場所で保存してください。
冷蔵庫で保存する際はポリ袋等に入れて保存してください。
皮が柔らかいため、簡単に手で剥くことができます。
じょうのうも薄いので、そのままみかんのようにお召し上がりください。
疲労回復や風邪予防に効果があるとされるビタミンCが豊富に含まれています。
その他、整腸作用があるとされる食物繊維や、抗酸化作用があるとされるβ-クリプトキサンチン等が含まれています。