日本最高峰とも称されるブランドみかん「寿太郎みかん」。
寿太郎みかんは12月に収穫した後、約2ヶ月熟成させることで酸味が抑えられ、より濃くまろやかな味わいを楽しむことができます。
もともと糖度が高く甘みの強い品種ですが、熟成させることで感じる、甘みと酸味のバランス、濃厚な風味が特徴です。
寿太郎みかんは主に静岡県の沼津市西浦・内浦・静浦で栽培されています。
この地域では、湿潤温暖な気候と山の斜面を活かして、みかんなどの柑橘類が多く生産されています。
その中でも寿太郎みかんは、1975年(昭和50年)に沼津市で「青島温州」の枝変わりとして発見された、沼津市原産のみかんです。
現在は沼津市のみかん栽培面積の5割を占め、高級みかんブランドとしての確立しています。
貯蔵性が非常によい品種であり、12月に収穫した後、温度と湿度を一定に保ちながら、蔵で1〜2ヶ月貯蔵して熟成させることで、酸味が抜けてマイルドな甘さが際立たせます。
その後、選果場で目視チェックおよび光センサーによる外観や糖度・酸度のチェックが行われます。
そして、定められた基準をクリアした寿太郎みかんは、一般的な温州みかん出荷の終わりがけである、2月上旬から3月上旬にかけて出荷されます。
①色が濃く、ムラのないもの
②軸が細いもの
③皮に締まりがあるもの
直射日光の当たらない、風通しのいい場所で保存してください。
箱で購入した際は、一度すべてのみかんを取り出して、傷んでるものがないか確認してください。
傷んだものと一緒に入れておくと、他のみかんも傷みやすくなります。
みかんの筋やじょうのうには栄養が含まれているため、一緒に食べるのがおすすめです。
みかんには、疲労回復や風邪予防に効果があるとされるビタミンCが豊富に含まれています。
また、白い筋やじょうのうには、毛細血管を強化する働きや、ビタミンCの働きを助けるとされるビタミンPも多く含まれています。