近年人気が高まっている、果皮の白い「白いちご」。
白いちごという品種があるのではなく、果実が白いまま完熟するいちごの総称として、白いちごと呼ばれています。
通常いちごは日光に当たることでアントシアニンという色素の発現が促進され、果皮が赤くなります。
しかし、品種改良の過程の突然変異のより、光に当たってもアントシアニンが発現しない果実が発見されたことが、白いちごの始まりだといわれています。
【代表的な品種】
淡雪
白を基調にほんのりとサクラ色をまとった、淡いピンク色の「淡雪」。
果実はやや縦長の円錐形で、酸味が少ない分、甘みを感じる稀少な白いちごです。
しっかりとした食感で、噛むと口の中にいちごのやさしい甘さが広がります。
天使のいちご ※写真は天使のいちごです。
白い果皮に、粒が赤く鮮やかに色づく「天使のいちご」。
甘みと酸味のバランスがよく、食味に優れた白いちごです。
果実はふっくらとした丸い形で、香りの良さも特徴です。
エンジェルエイトとも呼ばれています。
白桜
白い果皮に粒が赤や白に色づく「白桜(はくおう)」。
名前のように白い桜色にちかい色合いです。
甘さの中にコクと香りがあり、食味に優れた白いちごです。
とちおとめなどに近い円錐形で、きれいな形をしています。
①ヘタが濃い緑色で反り返っているもの
日光によく当たっているいちごのヘタは濃い緑色で、ヘタが反り返っているものは新鮮な証です。
いちごを選ぶ際は、ぜひヘタをチェックしてみてください。
②粒が赤いもの
白いちごは果皮の色で熟度を判断するのが難しいため、粒の色が判断基準のひとつになります。
だたし、品種によっては熟しても粒が白いままのものもあります。
いちごは鮮度が重要なので、なるべく早く食べることをおすすめします。
保存する際は、パックのままポリ袋等に入れて野菜室で保存してください。
いちごがパック内で2段詰めになっているものは特に傷みやすいので、保存容器などにクッキングペーパーを敷き、ヘタを下にして重ならないように並べて保存してください。
①野菜室から出して少し置いてから食べる
いちごは果糖含有量があまり高くないため、冷やしすぎると甘味を感じにくくなります。
野菜室で保存していた場合、野菜室から出した後、少し時間を置いてからお召し上がりください。
②ヘタをつけたまま洗う
ヘタを取ってから洗うと、ヘタの部分から水分を吸収し、水っぽくなってしまいます。
③軽く洗い流す
いちごはデリケートな果物です。
香りや味わい、栄養素を損なわないためにも、ボールに水をはってさっと洗う程度がおすすめです。
④食べ方
いちごは先端が甘いため、ヘタ側から先端に向かって食べると、最後までおいしくお召し上がりいただけます。
いちごはビタミンCが大変豊富で、5〜7粒ほどで1日の必要量が摂取できるといわれています。
その他にも、貧血予防が期待できる葉酸をはじめ、虫歯予防に効果的とされるキシリトールや、腸内環境を整えるとされる食物繊維など、健康や美容に嬉しい栄養素が多く含まれています。