とろけるような果肉と芳醇な香りで、"洋ナシの女王"といわれる「ラ・フランス」。
肉質は緻密で果汁が多くジューシー、上品な甘みと酸味を持ち合わせています。
山形で栽培されるラ・フランスは、気象経過や生育状況から、収穫時期を詳細に検討しています。
早く収穫しすぎると、ラ・フランス特有の芳醇な香りが少なくなり、成熟しすぎると、肉質が劣化するためです。
収穫後は、「低温処理」や「追熟促進」を行うことで果実の熟度を揃えた後、産地で追熟し、食べごろが近くなったものを出荷しています。
また、山形県は、他の産地に比べて比較的に降水量が少なく、ラ・フランスの栽培に適した気象条件といえます。
さらに、日夜の寒暖差が大きいため、より甘みの強い果実を育てることができるのです。
このような品質・熟度管理や恵まれた気象条件により、品質の高いラ・フランスが安定して生産されています。
①表面に傷がなく、ふっくらとしたもの
形や果皮の色はあまり味には影響しません。
②手に持ったときに、見た目よりもずっしりと重いもの
軸が萎れてきて、軸の周りにシワがよってくると食べごろです。
果皮がやや黄色みをおびて、甘い香りがしてきます。
また、軸の周りが耳たぶより少し硬くなるくらいを目安に追熟してください。
ラ・フランスは収穫後、追熟することで果肉が徐々に柔らかくなり、舌ざわりが滑らかになります。
常温(20℃~25℃)の日の当たらない場所で、食べ頃になるまで保存してお召し上がりください。
食べ頃になった状態でおいしく食べられるのは、常温だと数日程度です。
すぐに食べられない際は、食べ頃になったものを冷蔵庫で保存してください。
食べる1~2時間前に冷蔵庫で冷やしてお召し上がりください。
軸側より下側の法が甘みが強いため、りんごのようにくし切りにするのがおすすめです。
和梨と同様に水分と食物繊維が豊富です。
不溶性食物繊維を多く含むため、整腸作用が強いとされています。
また、疲労効果があるとされるアスパラギン等が含まれています。