強い甘みと芳醇な香りで、黄色系りんごのパイオニア的な存在の「王林」。
酸味はほとんどなく、果汁豊富で甘くジューシーな味わいが特徴です。
果肉は硬めで、サクサクとした軽い食感が楽しめます。
赤りんごの「ふじ」「つがる」に次ぐ生産量を誇る、日本を代表する品種です。
「ゴールデンデリシャス」と「印度」を掛け合わせた品種であり、「りんごの中の王様」という意味を込めて、王林と名付けられました。
王林の主な生産地は、りんごの生産量日本一を誇る、青森県。
本州最北端に位置する、夏季冷涼で昼夜の寒暖差が大きな気候と雄大な土地は、糖度が高く、身の引き締まったりんごを育みます。
また、りんごの樹を低く仕立てる、わい化栽培という手法が取られ、樹のすみずみまで太陽の光が届くように工夫がなされています。
このような、恵まれた環境とこだわりの栽培法により、青森県では高品質なりんごが生産されています。
①果皮が青みが抜けた鮮やかな黄色のもの
②果皮にハリとツヤがあるもの
③手に持ったときに、見た目よりもずっしりと重いもの
④軸が太くしっかりしているもの
⑤おしりのくぼみが深いもの
りんごは、低温多湿の場所で保存すると長持ちします。
冷蔵で保存する際は、薄めのポリ袋に入れて野菜室で保存します。
長期保存する場合は、新聞紙で包んでからポリ袋に入れてください。
りんごは、熟成を促進するエチレンガスを多く排出するため、他の果物と分けて保存してください。
りんごは冷やすことで甘みが感じやすくなりますので、冷やしてからお召し上がりください。
りんごを切ってしばらくすると、ポリフェノール物質が酸化し、茶色く変色してきます。
薄めの塩水やレモン水につけることで、変色を防ぐことができます。
りんごは、リンゴ酸やクエン酸など、有機酸が豊富に含まれており、疲労回復に効果的とされています。
また、整腸作用やコレステロールの上昇を抑える効果が期待できる水溶性食物繊維も豊富。
食物繊維は皮に多いので、皮ごと食べるのがおすすめです。
抗酸化作用やアンチエイジングに効果があるとされるポリフェノールも豊富です。