2021年に生産開始から100周年を迎えた歴史のある「クラウンメロン」。
口に入れた瞬間、鼻から抜けるような芳醇な香りと、口いっぱいに広がるジューシーな果汁がお楽しみいただけます。
上品な甘みとち密でとろけるような滑らかな果肉を堪能でき、ひとくち食べれば至福のひと時へいざなわれます。
クラウンメロンの主な産地である静岡県袋井市は、温暖な気候と肥沃な土地、豊かな清流を有した温室メロン栽培発祥の地です。袋井市で栽培されるメロンは、静岡県の中でも、特に網目や形の綺麗さ、味わいなどの出来栄えが違います。
栽培方法にもこだわりがあり、他産地では通常1本の樹から複数個の果実を収穫しますが、クラウンメロンは養分を1つの果実に集中させるため、1本の樹に1つだけ残して栽培します。
また、地面から離して栽培し(隔離ベット栽培)、有機肥料と水やりをコントロールします。
さらに、日照時間が長い地域特性に加えて、ガラス温室で栽培することで太陽光線の透過率が高くなり、生育が促され、肉質、甘みが繊細になります。
このように、100年の歴史と生産者の匠の技が詰め込まれた、まさに王冠の印を受けるにふさわしいクラウンメロンは、誰からも喜ばれる一品です。
特別な日や大切な方への贈り物におすすめです。
①網目が均一で、形が丸いもの
メロンは成長するにつれ、表面にひび割れが生じ、その傷を修復した痕が網目状になっていきます。
この網目が均一で美しいネットは、手間ひまをかけて栽培している証拠です。
②表面に傷がないもの
③持ち上げた際に重みがあるもの
メロンのおしり(ツルの反対側)を触った際に少し弾力があり、甘い香りがしてきたら食べごろです。
また、熟してくると、果皮の色がだんだん黄みがかった色に変化し、ツルがしおれ始めます。
(左が未熟な状態、右が熟した状態)
メロンは収穫後、追熟することで果肉が徐々に柔らかくなり、舌ざわりが滑らかになります。
箱から出し常温の日が当たらない場所で追熟させてください。冷蔵庫に入れてしまうと追熟が進みません。
しっかりとした歯ごたえがお好みでしたらお早めに、果汁がしたたる完熟果肉がお好みでしたら、少し長めに保存してお召し上がりください。
熟してから、まるごと冷蔵保存する場合は約2~3日以内にお召し上がりください。
冷やしすぎると甘味を感じにくくなるので、2~3時間ほど冷やしてから食べると味と香りが引き立ちます。
おしりの部分が甘いので、ツル側からおしりに向かって食べると最後まで甘いメロンの風味を楽しめます。
【カット後のメロンの保存方法】
食べきれない場合は種を取り除き、切り口をしっかり覆うようにラップをしてから冷蔵保存してください。
【熟れすぎたメロンの食べ方】
熟れすぎたメロンは、果肉を切って冷凍庫へ入れるとシャーベット状になり、また変わった食感が楽しめます。
➀ヘタを切り落とします。
②縦半分に切ります。
③中心部分が最も甘いので、できるだけ種のみを取り除きます。
④さらに半分に切ります。
⑤さらに半分にカットし、1/8等分にします。
⑥手を切らないように注意して、皮と実の部分の境目を切ります。
⑦食べやすい大きさにブロック状に切ります。
⑦完成です。
メロンは、余分な塩分を排出し、むくみ解消に効果があるとされるカリウムが豊富です。
また、整腸作用があるとされる食物繊維や、抗酸化作用やコラーゲン生成に欠かせないビタミンCなども含まれています。