一般的な糖度は、トマトで5度程度、ミニトマトで6度程度ですが豊橋では糖度9度以上を【麗(れい)】、8度を【美(び)】、7度を【愛(めぐみ)】と名付けています。これらの高糖度トマトは真っ赤に完熟するとフルーツのような甘さを備え、シャキッとしっかりとした皮の食感が特徴です。糖度を高めるために、通常よりも水分量を制限する栽培が主流であり、その結果皮が硬く実がギュッと濃縮した味の濃いトマトになります。
全体に色ムラがなく、真っ赤に熟しているもの、表面に張りとツヤがありずっしりと重みがあるもの、ヘタがきれいな緑色でピンとしているものを選びましょう。
真っ赤に熟しているものはポリ袋などに入れ冷蔵庫で保存しましょう。また、青味の残っている未熟なものは2~3日常温で保存することで追熟し甘みが増します。追熟後は冷蔵庫に入れて保存しましょう。
トマトの赤色の成分は主にリコピンで老化の進行を抑制するほか、がんや動脈硬化の予防にも有効とされています。また、各種ビタミンを豊富に含み、中でも皮膚や細胞のコラーゲン合成に必要なビタミンCの含有量が高いので、鉄の吸収のサポートだけでなく、抗ストレスや抗酸化作用が期待できます。