パプリカとカラーピーマン。どちらの名称も浸透しているのでどちらが正しいのか悩みますが、カラーピーマンの一種が「パプリカ」です。 元は緑色のピーマンと同じく唐辛子から派生した品種で、緑色以外をカラーピーマンと呼び、その主流がパプリカなのだそうです。肉厚で苦味や辛味がほとんど無く、風味が穏やかなため「パプリカ粉」として香辛料の原料にもされています。
赤・オレンジ・黄色など、色によって栄養価が異なります。例えばビタミンCを比較すると、緑のピーマンの2倍が赤パプリカに、オレンジには3倍含まれているのです。さらに赤にはカプサイシンが含まれ、高い抗酸化作用で体内の不要なコレステロールを取り除いたり、新陳代謝を上げる効能を持ちます。
黄には肌の老化を防ぐルテイン、オレンジには赤と同じく抗酸化作用のあるβカロテンに加え、ビタミンも豊富です。
パプリカに含まれるビタミンは、加熱しても壊れにくいという性質を持ちます。形が崩れにくく、油との相性もいいので調理をしやすい食材です。